51'06"

気温24℃、湿度50%、8'35"、8'32"、8'42"、8'40"、8'34"、8'00"。毎週末100km程度車で動き回っている。先週末はCap Feret、昨日は申し込みに間に合わなかったMedoc Marathonを見物にPauillacまで行く。(写真)9:30スタートで午前中の気温は20度に達しなかったよう。16KM地点の給水所シャトーを覗いてみたが、さすがにワインを試飲するランナーは見なかった。制限時間が6時間半あるとはいえ、一々飲んでたらそりゃ完走は困難ということだろう。それでも、見渡す限りどこまでも広がる葡萄畑の中をタカタカ走るのは気持ち良さそうだった。娘達の学校が始まって3日経過。夏休み前は午前中しか受け入れてもらえなかった問題児の次女が長女と同じ16時まで預かってもらえることとなる。フランスに来て最も嬉しいニュース、と妻は言う。しかも、パートナーシステム、またはお守役制度というものが始まり、次女のパートナーはイギリス人の秀才、J君に決まる。優しい彼は、16時まで過ごすといっても連日昼寝をするわ、人の言うことに耳を貸さないわの次女を憐れんで名指ししてくれたらしい。いろいろ気遣って声をかけてくれるが次女は何を言われても日本語でしか返さない。この分ではJ君は日本語を覚えてくれるかも知れない。何とか彼に好意をアピールすべく、「J君に見放されたらどーすんだ?」と叱咤激励して英語か仏語の挨拶だけでも次女に覚えさせようとするも、反応は相変わらず鈍い。自分は、日仏人カップルの子供達に教える補習校授業が始まる。小学校高学年クラスでは、たまたま図書室で見つけた雨ニモマケズの朗読会をすることにした。カタカナを読むのに難があったり、「欲」も「感情」も知らない単語だったりするそうでこちらも手探り状態。マンガは日本語、ゲームは仏語だったりする不思議なバイリンガル少年達。低学年になるほど私語=仏語が増え、放置していると話がわからなくなる。一方で、歌おう、遊ぼう、となると、お馬の親子とか、かごめかごめとか、結構古風な発案がなされる。遠く離れた海外で暮らした方が案外古い文化は継承されるものかも知れない。長女もかごめかごめを知っていたが、よくよく聞いたら、こないだボルドーで覚えた、ということらしい。日本の保育園で大いに流行ってたのはエビカニックスだったんだけど、当地で紹介したら受けるだろうか。なお、娘等は毎日学校の行き帰りの車中で20年昔の松田聖子ユーミンを熱唱している。