9連休初日

妻は友人結婚式で朝から高知へ。ガキ達に隅田公園、浜町公園、ウルトラマン倶楽部などの選択肢を与えたのだが、結局上野動物園へ行く。10年ぶりぐらいか。休日ということで入園は無料。だが、その分人間が多く、人の後頭ばかり眺める。連休中は好天に恵まれるという昨夜のニュースを信じきっていたのに、雨が降り出して驚く。その時二人はかき氷と格闘中。ズブ濡れになりながらも、冷たい氷が旨いらしく手放さない。こりゃ、やべーと半分しか園を観てないのに家に帰る。びしょ濡れになりつつ次女はチャリの後で眠りだす。ズリ落ちしやしないかとヒヤヒヤした。

会社でも家でも自分のものではない時間が続いている感覚がある。会議、報告、書類、メールの返事、人から受ける指示、相談、苦情、いろんな人の思惑の中での調整、計算、子守。自分が何かをしたくてそれを選択しているというよりも、その場その場の情報に反応してはいるのだが、ほとんど機械のようにして淡々と一様に処理している。このところ仕事で心掛けているのは、自分が会社にとって不要な存在になろうとしていることな気がする。ガキ達を見ていても、早く自立して欲しいものだと心から願っている。酒を飲めば、途中から記憶がなくなる。早い話、情熱とか欲とか愛情とかそういうエモーショナルなものが枯れてきてるんじゃないか。あんたって人は自分のことしか考えていないのね、とよく妻から謗られるが実際そうでもあるのだろう。どうせ中身に値打ちはない。そう思うとますます自意識が薄らぐ。よくわからないけど、年を取ったということなんじゃないか。