57'04"

気温28℃、湿度72%、南南西の風4m/s。、往路29'32"、復路27'32"。日本滞在3週間目。2週間かければ時差ボケはほぼ解消できる。最初の1週間は連続4時間以上眠れず、不眠症に悩まされた。今は続けて9時間寝ようと思えば寝れる。体調が頗る快調なので、暑さにもめげず走り出す。もっとも、汗だくになって給水を要したし、スピードは論外。体調良好の理由は日本食のせいでもあるはず。今月は自宅で食事の仕度を担当している。メリットは自分好みの素材選びや味付けができること。歯応え感や薬味にこだわれることが嬉しい。オリーブオイルを一切使わない野菜と魚中心の食事はきっと身体を浄化していると思う。しかし、自分好みに徹するとガキ達に受け入れてもらえない。ゴーヤ、カイワレや辛い系料理には拒否反応。そこで重宝するのがスパイス類。カイエンヌペッパーは一振りで甘口カレーを辛口カレーに変身させられることを発見。自分の皿にだけバラバラ振りまく。ガキの弁当用に際しては、冷凍食品を購入して妻に非難される。感覚の違いを言うなら、買い物で砂糖を頼んだところ、ブルガリアヨーグルトの付録のグラニュー糖小袋が出てきたことにも驚いたが、これは不健康な選択とは言えないか。自分とて冷凍食材に良い印象はなかった。実際、自然解凍でOKな食材がこんなに多いとは知らなかった。しかし、フランスは日本以上に冷凍品や瓶詰めが普及している。あっちの主婦から聞いたコメント、「新鮮なまま素早く瞬間冷凍した方が栄養もそっくり凝縮されているみたいよ」に影響を受けているかも知れない。昨夜はお別れ会で新宿西口八吉二の丸。居酒屋に行ったのは数ヶ月ぶり。魚が旨かった。仏人に言わせると、和食はメイン料理のタイミングがわからない、活け造りの魚の視線が気になる、等の注文があったが、取るに足らずだろう。日本酒が次から次へと注がれるので、この分では今夜はヤバイかな、と予感したが、結局自力で遠回りせずに帰れた。当たり前のことでも自分としてはちょっと誇らしい気分。