54'32"

15:30-16:30、気温9℃、湿度30%、北北西の風6M/S、往路27'14"、復路27'18"。走る途中で、初めて制止を強要させられる経験をした。理由は、TVだか映画だかの撮影だからとのこと。往路の時から人混みやそれらしい気配があって、路上生活者のテントや住人ぽい人をそのまま撮ろうとしていたようで、これはもしかすると、と思ってたのだが、慇懃無礼ながらも頑強に「1〜2分だけなので」と制止を要求するアシスタントらしき彼に質してみたところ案の定東野圭吾容疑者Xの献身の撮影だった。後で調べたら主人公は堤真一だったようだが、それらしき人影は見えなかった。ただ、普段見慣れた彼らとちょっと違う、やけに重々しくベンチに腰を据える髭の路上生活者役の座った視線が目に入った。低姿勢とはいえ、公共の道を占有しようというのは何事か、これだからマスコミの連中の思い上がりは気に食わない、と思い、彼の言葉通り2分だけ待って、あとは無理やり制止を振り切って突っ走ろうかと考えていたのが、制止させられた時間は実際にそれくらいの短い間ではあった。