出張寿司

夏の北欧H家以来、本邦初、妻の先輩で料理の大家でもあるKさん宅へお邪魔する。素人寿司を食べたことある人なんていないんだから、と妻には反対されていたが、先方の好意に甘えて押しかける。ネタは、築地で仕入れた、マグロ、アジ、サバ、白イカ、車エビに吉池で買ったタイのサクとイクラ。あとは玉子焼に鳥挽肉。

反省点としては−
・前日に買って自宅での試食時に比べると、想像以上に状態がよくなかった。マグロの色なんか握るのやめようかと思った位。冷凍物は解凍した日に使いたい。
・スピード遅し。たった4人前でも、自分の腕では、皮引きも切り付けも予めやっといた方が良かったことになる。
・舎利は自宅で用意し、保温の目的で炊飯器に入れていったのだが、終わりの方ではもう冷たくなっていた。温め直しもせず。味も米酢と黒酢ブレンドにしてみたが、イマイチ。
・持参した包丁の手入状態も悪かったが、やはり切り付けが美しくない。
江戸前鯖は悪くはなかったが、塩の70分は2時間でもよかったと思う。

高級寿司に馴染んだグルメ夫妻と、片や寿司を食べない御子さん達ということで戦線恐々でもあったのだが、夕飯時を幸い、勢いで飲みこんでもらった。ブログにも紹介してもらう。感謝。場数は何より自分の財産だから。

なお、当然なのだが、新多郎寿司は英多郎寿司とは全くの無関係。これ断っておかないと、大将の逆鱗に触れるので。