100%換水

今年初の大規模掃除。幸い稚エビがいなく、小さくても1cm以上のサイズだったので見つけやすかった。60cm親水槽に200匹、45cm子水槽に30匹位いた。昨年エビや金魚が初めて産卵していた頃はそれなりに神経を使っていたが、段々横着になってきてる。本格派の飼育者なら水の亜硝酸濃度やpHをチェックし、交換する水量も半分程度に抑えるみたいだが、自分は塩素も水温も気にせず水道水をそのままバケツで流し込む。糞まみれのエビ達なんか洗面所で蛇口から直接じゃぶじゃぶ水を流しかけてゆすぐようにした。砂利は何ヶ月も積もり積もった苔だか汚れだかでヌルヌル状態だったのを熱湯で洗浄。水槽・フィルターなどはバスピカで洗い、水は全交換。さすがに涼しげになった。金魚にとっては環境の急変がストレスなのかも知れないが、外見上の様子では不明。
子出目は、サイズ的には金魚屋で1匹500円で売られる位にまでなった。しかし、体長は同じでも金魚屋の出目金に比べると外見上著しい違いがあって、ウチの連中は出目金の特徴である眼球の飛び出し方が小さい。当初稚魚だからと、次にはこれは先祖帰りであろうと思ってた。出目金の子と言えど、多くは祖先の流金や鮒に近い形態に育つもの。店頭で売られる出目金は、幼魚場で何十分の一にまで間引きされた、色・形状がまともで目玉が大きい連中ばかりだからであろう、と。ところが、数日前金魚屋でその話をしてて、この考えは否定されてしまった。曰く、「出目金の目玉が小さいのは、幼魚段階での栄養不足。もう今からでは大きくならない。」とのこと。孵化後すぐ日に3度卵の黄身を与えてたし、あれ以上だと水が汚れると思ったんだけど。腹部が膨れて肥えて見えるのは、下腹部だけポコリと目立つ栄養失調の人の子と同様ということだったんだろうか。デカイ奴は生まれつきの黒が殆ど剥げ落ちて、アバターの出来損ないのような怖い顔付きになってきた。それにしても、生後何日目のタイミングが重要だったんだろう、聞きそびれた。
子水槽にはこの半年間兄弟6匹がいたが、次第に過密感が増してきた。水の汚れが早いのもやはりそれが主因だったろう。日に日に暖かくなってきて食欲は益々旺盛。しかし、彼らが食べるだけ赤虫を与え続けてたら餌代が月千円にも達する。容姿に障害を背負ったとはいえ、水槽の限界もあるのだし、今後も食生活は抑え目を覚悟してもらわねばなるまい。また、大きくなった稚魚は親水槽に移し、過密度のバランスを計ることにする。親子初の同居である。