水温37℃

ガキ達と区のプールに行ったら気温37℃、水温33℃だった日、ベランダ水槽の水温は37℃まで上がった。泳いだらのぼせそうなお湯である。午前中躁状態だったエビ達が夕方めっきり姿が見えなくなり、代わりに無数の死骸が浮き沈みしていた。エビは死ぬと体色が透明から白や赤に変化し、正に茹で上がったようになる。茹でエビは金魚にも食べられてるようだが、100匹位一挙に減ったろうか。元々ミナミヌマエビ達の猛烈繁殖ぶりに今や恐怖を感じてた位なので、まあいいか、とそっけない自分。ただ、出目金に死なれるのは、気分が悪い。恐る恐る湯の中を漂う金魚を見るに、気のせいか熱に浮かされたような落ち着きの無さを感ずるが、平衡感覚を失うとか、ぐったりという態ではない。と言っても茹で上がる直前の金魚がどんな振る舞いをするのか想像つかない。近所の金魚屋には南方産のピンポンパールなら40℃でも平気だが国産金魚は35℃でヤバいでしょう、と言われてる。今回エビの致死点が37℃と確認できたが、金魚は未知数。長女の教科書にメダカは40℃の水たまりでも生存可能とあったが、先祖は鮒でも観賞魚として作られた出目金はメダカより弱そうだ。給餌は、食べても体に毒でないか、動かなくなったエビも散乱してることだし、と見合わせた。その後、水が臭う気がして、掃除。最近の手法、ホースで水道水を直接水槽にじゃぶじゃぶ流し込むと28℃位にまで急速に下がり、魚達は一気に涼しくなって一見心地よさそう見えた。日中は蓋を外し、簾をかけるようにしてるが、それでも水温は36℃まで上昇する。残暑に耐えられるか。
稚出目10匹には卵黄は2個目で終了、市販餌テトラミンベビーを与え始めた。稚魚用餌ならグローという方が魚は好む気がするが、高価。小さい間はできるだけ回数を多く給餌した方がいいという説を見たが、最も食い意地の張った大きい奴がまっすぐ泳げなくなり宙返りを繰り返すに至り、きっと食べ過ぎのせいだろう、与え過ぎに気をつけようと思った。