亀太郎が帰る。

新学期が始まり、9/4に長女の担任に迎えに来てもらい、自由研究の題材にもなった亀太郎は惜しまれつつクラスへ帰った。亀はベランダを縦横無尽に結構歩き回っていたのだが、所詮動きは緩慢で、甲羅の横をつかめば、抵抗を受けずに簡単に捕まえられる。次女は、散歩と称して自分が亀を掴んで連れ回したり、家と称して自作のスペースに閉じ込めて勝手に楽しんでた。クラスでは話し合いがもたれ、飼育継続ではなく、元々の捕獲地、向島隅田公園に近く返すことになったそうな。既に人になつき、ベランダに放してても窓から室内に侵入してくる位だから、公園の池に放したところで、また誰かに捕まるか弄ばれるかだけのようにも思うが、まだ間に合う筈、ということらしい。外来種ではないにしても、自然に帰れてよかったね、で済ますのはこれも勝手な話ではある。
10日程前、亀太郎のご馳走に、と義妹がメダカ6匹を差し入れてくれた。実はゲゲッと思った。亀水槽の水たまりに投入しておいたところ、亀は盛んに追いかけるものの、なかなかすばしこいメダカを捕まえきれず、ついに3匹を食べ残したまま小学校へ戻り、残飯メダカは出目金稚魚水槽行きとなる。そして、9/6、メダカ3匹は雄1匹、雌2匹であったことが発覚。即ち、2匹が卵塊をぶら下げていた。亀に食われる筈だったのに、生き延びた彼らは機敏で逞しかった。
7/15孵化出目金は現在10匹、8/21孵化出目金は20匹強が生存中。後者には、1週間だけ卵黄を与えてたが、今は市販餌のみ。和金2匹とエビ数十匹は預かってた亀と和金1匹と一緒に小学校に進呈したが、出目一族にしぶといメダカとエビが残る。成長するにつれどんどん食欲旺盛になるが、これ以上仔を増やされても環境が追いつかない。間引きはやったことないし、共食いは見るに忍びない。飢えもまずいだろうが、余計な体力は与えないようにと思う。冷凍赤虫はもうやめにした。まったく勝手だ。