臨月

5月30日、1匹のエビの腹部に黒い粒々を発見。どうしたものか思案した挙句、3日後、ダイソーで水槽と砂利、計630円、近所の金魚屋で水草のカボンバとウィローモス、計900円を購入し、この1匹のために分娩室を準備する。父エビを同居させてやろうかとも思ったが、どいつが父親か見分けがつかず母親だけの隔離。母エビは、水を送り込むのか何本もある脚を使ってワサワサと卵を揺すっている。抱卵期間は2〜3週間であるらしい。ヤマトヌマエビだと海水70%の汽水を用意しないと産卵しないようだが、ミナミヌマエビは淡水でOK。2cm弱の子供ミナミヌマエビは自分の3倍以上大きい出目金に突付かれても余裕で逃げおおせているが、これがミリ単位の稚エビであれば、メダカにも食べられてしまうだろう。でも、寿命は1年しかないのだから早熟でもあるんだろう。分娩室はそのまま新生児集中管理室になる予定。キュウリを食べると聞いたので、切れ端を放り込んでみたが見向きもしなかった。親子ともども餌は自然発生の苔のみ、エアフィルターなし、金魚以上に水質変化に神経質らしいので水換えもなしの放任主義でいくつもり。
ブリーディングに成功したら、鑑賞魚飼育者の方々におすそわけできるかも知れません。苔取りの仕事ぶりには、身体のサイズの限界を感じます。では、数が増えればいいのかというと、排泄物でアンモニアを増やす意味では魚と同じだし。メダカがいる環境に放置したら相互に適度に死体・生体を食べて均衡が取れるものかも知れないですね。