出目金孵化-2-

稚魚は出目金で間違いないのではなかろうか。与えているのが卵の黄身だけでも成長は感じられる。体色が黒っぽくなりながらも、尾びれが四つ尾状に横に拡がってきているのが判るし、眼球も目立ってきている気がする。向暑のみぎり、ベランダ水槽の水温計も日中は30℃を超えるようになってきた。どうかな、と思っていたところ、やはりミニ水槽で抱卵中の母エビが最初に死んだ。妻は氷でも放り込んでおいたら、と言うが、動物園の白クマでもあるまいし。で、ミニ水槽用にブクブクセットを買ってきて、エアレーションしてやることにした。多少水流ができて酸欠防止にはなるだろう。エビ達は興奮したように泡の周囲に群るようになった。エビより泳ぐのが下手なか弱い稚魚達は、水流に抗して泳げず、吹き飛ばされたり、フィルターの穴に吸い込まれたりしている。フィルターの穴にはガーゼを張って吸い込まれ防止対策を施した。ブクブクをやらないよりはましだったろう。稚魚も生後2週間経過し、このまま生き続けそうな気もしてきたのだが、若干の懸念事項。腰の調子がよくなってきたので、家族のバカンスに同行することにした。8月に2週間程海外に行く間、放置してて大丈夫だろうか。帰ってきた際、水槽が腐った死体だらけで悪臭を放ってたら、と想像すると怖い。給餌や水管理対策をどうしたらいいかと思案している。