ミナミヌマエビ孵化

3週間かかったことになる。卵は、母エビの腹部にワッサワッサと沢山抱えられ、揺られていたが、稚エビは、一斉に或いは連続してというのではなく、それなりの間隔をおいて1匹づつ産まれてくるようだ。偶然にして(と言うより毎日何度も覗いているくらいだからむしろ当たり前か)、1匹がスポッと弾かれるように飛び出してくる瞬間を目撃した。ぎこちなく漂う無防備でひ弱な幼生を想像していたのだが、これが大違い。誕生の瞬間から親エビ同様に平然と俊敏に上手に泳ぐ。これならそうそうエアフィルターの穴に吸い込まれなさそうだし、出目金のちょっかいぐらい余裕でかわせそうだ。新生児用水槽は不要だったか。その後、重そうだった卵をすっかり腹から放出し、一仕事終えたということか、脱皮までしてスッキリ顔の母エビを発見。一方の稚エビは小さくて容易に発見できず何匹孵ったのかわからない。母エビはこれ以上子守をする気はなさそうなので掬って元の水槽に戻した。エビは水質が変わると脱皮しやすいらしい。抱卵中に脱皮すると、卵も落下してその卵はもう孵化しないらしい。ミニ水槽には、まだ卵を抱いた母エビが4匹もいるので、卵が孵るまでは別居を我慢してもらう。結局メスエビは全員が母エビとなった模様。その数5匹。対するオスエビの数は6匹。さて、父エビは???